校長あいさつ
松江清心養護学校のホームページにようこそお越しくださいました。今年度2年目となりました校長の妹尾貴巳と申します。
本校は肢体不自由教育を専門とする特別支援学校です。
県内には本校のほかに、肢体不自由教育を専門とする学校は、江津清和養護学校があります。また知的障がい特別支援学校で肢体不自由部門を設置しているのが、出雲養護学校、益田養護学校の2校です。東西に長い本県の肢体不自由教育を担う特別支援学校はこの4校となります。本校は県東部の肢体不自由教育の中核としてセンター的機能を果たしていきます。
本校には、医療機関である東部島根医療福祉センターが隣接しています。
センターとの緊密な連携のもと日々の教育を進めています。このセンターに入院している児童生徒、自宅から通学する児童生徒、自宅にて訪問教育を受ける児童生徒が在籍しています。
今年度は小学部26名、中学部15名、高等部17名の計58名が学んでいます。(9月1日現在)
隣接するセンターにおいて毎日機能訓練や言語訓練等を受けることができることが、本校の大きな特徴の一つとなっています(センター入院生、自宅通学生)。
校訓・学校教育目標・合言葉
本校では、校訓「自立」「希望」「感謝」のもと、「自立と社会参加をめざし、共生社会の形成者としてたくましく生きていく児童生徒の育成」を学校教育目標とし、昨年度のキャッチフレーズ「One 清心」からステップアップした「One 清心+(プラス)」を合言葉として、教職員さらに一丸となって児童生徒の教育的ニーズに応えるために、力を結集して日々の実践に取り組んでまいります。
今年度の重点目標として下記を掲げ取り組んでいきます。
1 的確な実態把握を基盤にして、児童生徒が学ぶ喜びを感じ、主体的に学ぶことができる授業の充実
⑴ 個別最適な学びの充実と、他者から学びを得る協働的な学びの保障
⑵ 児童生徒の主体性を引き出し、可能性を広げるICT機器等を活用した授業づくりの追究
⑶ 肢体不自由教育における専門性の中核となる自立活動の指導を支える教職員の専門性の向上
2 児童生徒が地域の中で学び、豊かな生活を送るための取組の充実
⑴ 地域との連携・協働した教育活動(理解啓発、地域貢献を含む)の充実
⑵ HPや校報、メディア等を利用した地域への理解啓発活動の充実
⑶ 2030全スポに向けた気運の向上
3 児童生徒が安心安全に学ぶことができる教育環境の整備
⑴ 状況に応じた感染症対策、安心安全な教育環境を保つ施設設備の管理
⑵ 児童生徒一人一人の健康状態の詳細な把握・情報共有及び迅速的確な対応
⑶ 自然災害、原子力災害等を想定した危機対応能力の継続的な強化
児童生徒の健康状態に留意し、学習活動に取り組みやすくする配慮等を整えた上で、一人一人の主体的な学びを引き出す授業実践に磨きをかけていきたいと思います。
また、2030年に控えている全国障害者スポーツ大会島根大会に向けての気運を盛り上げながら、児童生徒が主体的にスポーツに取り組む機会を作り、地域の方や他校のとの交流を充実させ、誰もが暮らしやすい共生社会につながる地域づくりに貢献していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。